通信制大学コラム

通信制大学コラム

通信制大学に編入学・転入学するメリットとは?
編入学と転入学の条件と注意点

大学在学中や卒業後に、本当に学びたいことが見つかったとき、大学に「編入学・転入学」するという選択肢があります。他にも、授業料や通いやすさなどの問題で、編入学・転入学を検討する方もいるでしょう。ここでは、通信制大学に編入学・転入学するメリット、条件、注意点などについてご紹介します。

通信制大学への「編入学」と「転入学」

「編入学」は、大学・短大・専門学校等を既に卒業・修了している方、もしくは卒業・修了見込みの方が、改めて他の大学等に入り直して学ぶことを指します。一方、「転入学」は、現在大学に在籍している方、もしくは大学に在籍していたことがある方が、改めて大学に入り直して学ぶことを指します。

このように、厳密に言えば編入学と転入学は違うものですが、転入学も含めて「編入学」と呼ばれることも多いです。しかし、編入学と転入学とでは、出願資格等が異なるため、準備をすすめていく上で自分がどちらに該当するのかを把握しておきましょう。

通信制大学にも編入学・転入学できる

通学型の大学に通っている学生や、既に大学を卒業した方が、通信制大学に編入学・転入学することは可能です。基本的に、その流れや手順は、通学型の大学への編入学・転入学と変わりません。ただ、通信制大学の場合はキャンパスを持たない大学も多いため、資料の入手などは郵送やオンラインでの手続きとなるケースもあります。

ネットの大学 managaraの各大学でも、編入学・転入学が可能です。(※現在は経済学部のみ)編入学の場合は2年次・3年次に、転入学の場合は1年次秋学期から3年次春学期までの入学を受け付けています。
通学時間を負担に感じ通学型の大学から転入学した学生や、一度大学や短期大学などを卒業したあと、仕事でのスキルアップやキャリアアップのために編入学した学生など、在籍する学生の背景は様々です。

> 転入した学生の声を見る

通信制大学へ編入学・転入学するメリットとは

編入学は、明確な目的を持って入学する方が多く、メリットの多い手段だと言えます。転入学に関しては、一度入学した大学を辞めて他の大学に移ることとなるため、不安もあるかもしれませんが、事前にその仕組みをよく知り、明確な目標があれば後悔することはないでしょう。さらに、通信制大学を編入学・転入学先に選んだ場合、通信制大学ならではのメリットもあります。

本当に学びたいことが学べる

高校卒業時にはっきりとした将来の目標が定まっている人は、少ないかもしれません。なんとなく、自分の学力で入学できる大学の中から魅力的に思えた大学を選んだという方もいるでしょう。その後、大学で学んでいるうちに、本当にやりたいこと・学びたいことが見つかる可能性も少なくありません。

また、大学を卒業して社会人になったあとで「○○について勉強したい」「本当はこんな勉強がしたかった」と新たな目標が見つかる人もいます。

編入学・転入学は、大学等に在籍している人も卒業した人も、改めて自分が学びたいことを学ぶための手段の1つです。

欲しい資格の取得が目指せる

資格のなかには、大学等で指定科目を履修し卒業することで認められたり、受験資格が得られたりするものもあります。欲しい資格の取得条件に、自分の学歴が当てはまらない場合、資格の取れる学校に入学するしかありません。

通信制大学でも、通学型の大学と同じように資格が取得できる学校が多数あります。欲しい資格が取れるかどうかは学校によりますが、資格取得という明確なゴールに向けて学習できるでしょう。

ネットの大学 managaraでは、経済学部(新潟産業大学)と国際教養学部(宮崎国際大学)〈※設置認可申請中〉の学士課程を学ぶことができます。経済学部では、ビジネス実務士やERE経済学検定、経営学検定、簿記検定、リテールマーケティング検定、FP(ファイナンシャルプランナー)などの取得を目指すことができます。国際教養学部では、英検、TOEIC、TOEFL、情報処理士などの取得を目指すことができます。

卒業すると大卒資格が取得できる

通信制大学の卒業でも、正科生であれば大卒資格が取得できます。これは、通学型の大学の卒業資格と何ら区別されるものではありません。つまり、大卒資格を取得すれば、大卒しかエントリーできない就職先への応募や、大卒扱いでの就職が叶います。

専門学校や短大に入学したあとで「やっぱり大卒資格が欲しい」と思ったり、既に専門学校や短大を卒業した方が「大学に行っておけば良かった」と思ったり、仕事をしていく上で待遇面などで「大卒資格を持っていれば…」と後悔したりすることもあるでしょう。編入学や転入学なら、必要な年次から入学することができるので、時間やお金を必要以上にかけずに大卒資格の取得が目指せます。

もちろん、ネットの大学 managaraの各大学でも一般の通学型4年制大学と同様に大卒資格が取得できます。経済学部では学士〈経済経営学〉、国際教養学部では学士〈比較文化〉を取得することができます。

学費を抑えることが可能

通信制大学の場合、通学型の大学に比べると学費が安く設定されていることが多いです。大学にもよりますが、一般的には通学型大学の約半分程度の授業料となっており、4年間トータルの授業料が150万円前後という大学も珍しくありません。

ネットの大学 managaraの場合、国際教養学部ベーシックコースの授業料等は年間23万円、経済学部ベーシックコースの授業料は年間30万円です。通学型の大学より低価格で、多くの方が学びやすい環境ですくなっています。また、奨学金や学費サポートプラン等、学費の負担を軽くできる仕組みもあるため、授業料の準備が不安な方はご相談ください。

経済的な事情により、大学や短大・専門学校の学費の準備が難しく、現役当時に進学を諦めた方もいるでしょう。また、社会人になって「今なら自分で授業料が準備できるのに」と後悔している方もいるかもしれません。

通信制大学なら、多くの方が学びやすい授業料で学べるため、経済的な事情で進学を諦めることなく大卒が目指せるというメリットがあります。

仕事ややりたいことと両立しながら学べる

通信制大学ならではのメリットとして、仕事やアルバイト、趣味、家庭との両立がしやすい点も重要なポイントです。

通信制大学の場合、基本的に学修は自主的に行うこととなり、自分で時間の使い方を工夫しながら大学から配信される動画やテキスト等で学びます。通学型の大学のように、場所や時間に縛られることはありません。たとえ海外にいたとしても、全国各地を旅していても、近くに大学がなかったとしても、自分のペースで学修できます。

こうした特徴から、社会人の方の通信制大学への編入学・転入学も多く、仕事をしながら学びたい分野をしっかり習得し、仕事やこれからの生活に役立てたり、大卒資格を得てより良い雇用条件の就職先を見つけたりすることが可能です。

経済的な事情で大学への進学を諦めざるを得ない状況にある方も、通信制大学であれば仕事やアルバイトをしながら学費を稼ぎ、学ぶことができます。住む場所に縛られないため、一人暮らしのための家賃や生活費も抑えられるかもしれませんね。

ネットの大学 managaraの学生は、主に高校新卒者の方が多いですが、その他の世代の方も多数在籍しています。海外に拠点を持つ方や、起業をしている方、家業を手伝っている方、家事や育児を頑張っている方、スポーツや芸能活動に熱心に取り組んでいる方などさまざまです。

2024年3月時点での在学生の居住地(※経済学部の学生の場合です。)

※国内は色が濃い地域に多くの学生がいます

通信制大学への編入学・転入学は簡単?条件と試験

通信制大学への編入学・転入学のハードルは高いのかどうかも、気になるところでしょう。難易度や、条件・試験についてご紹介します。

通信制大学への編入学・転入学は比較的難しくないと言われている

通信制大学への編入学・転入学は、さほど難しくないと言われることが多いです。編入・転入条件や時期については、学校によりさまざまで、自分が該当するかどうかの確認は必要でしょう。

多くの場合、通信制大学は学力試験はなく、書類選考のみで選考されます。

ネットの大学 managaraの場合も、学力試験は行いません。志望動機や課題作文などの提出される資料で、熱意や意欲を重視した選考となっています。(※現在は経済学部のみ募集を行っております。)

ネットの大学 managara経済学部への編入学・転入学の出願資格の詳細はこちらをご覧ください
https://managara.nsu.ac.jp/application-guidelines/transfer/

通信制大学への編入学・転入学スケジュール・注意点

通信制大学への編入学・転入学を希望する場合、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。

まず、スケジュールについておさえておきましょう。通信制大学の場合、4月入学と10月入学の年2回で募集していることが多いです。出願受付開始から終了までとても短い大学もあるため注意しましょう。少なくとも1ヶ月前には興味のある大学の情報を集めて出願の準備を整えておくと、慌てずに済みます。

ネットの大学 managara経済学部の場合、1年次秋学期への転入学は春から夏にかけて、2年次・3年次の編入学・転入学へは秋から冬にかけて何度か募集を受け付けています。気になる方は、早めに手続きを済まされることをおすすめします。

何年次からの編入学・転入学ができるかについては、通信制大学ごとのルールをよく確認して把握しなければなりません。編入学・転入学できる時期やもともと取得していた大学等の単位がどこまで認められるかは、大学によってさまざまです。

自分が想定していたよりも、大学によっては修得した単位が認定されず、希望していた学年への編入学・転入学ができなかったといったことがないように、不安のある方は事前に大学へ確認されることをおすすめします。

通信制大学に編入学・転入学後ちゃんと馴染める?卒業はできる?

通信制大学に編入学・転入学したあと、ちゃんと馴染めるのかどうか、また卒業までたどり着けるのかも、心配になりますよね。特に、通学型の大学から通信制大学への転入・転入は、環境の変化が大きいと感じる方も多いでしょう。通信制大学に馴染めるかどうか不安な方は、あらかじめ特徴をよく理解しておくと安心です。

通信制大学での学修方法と学生同士の交流について

通信制大学では、基本的に大学から配信される動画やテキストを通じて個々に学修をすすめます。時間や場所には縛られないため、自分で学修時間をつくりコツコツと積み重ねていく、自己管理能力が問われると言えるでしょう。

多くの場合、単位の取得までにはレポートの提出や試験などがあります。大学に出向いて試験やスクーリングを受ける大学もあれば、すべてオンライン上で完結する大学もあります。

通学型の大学のように、他の学生と対面してコミュニケーションをとる場面は少なくなりますが、Zoom等を使用して他の学生と一緒に作業をしたり、コミュニケーションツールで交流をはかったりできるような体制を整えている大学も多いです。

ネットの大学 managaraの場合、コースによっては学生同士が一緒に勉強できるオンラインクラスがあったり、オンラインでのサークル活動やイベント、コミュニケーションツール等を通じて交流が盛んに行われています。学生や教員との交流をはかり、友達をつくりたい方は、オンライン上のイベントだけでなく、オフラインで行われるイベントへの参加もおすすめです。

株式会社サザコーヒーの鈴木太郎社長をゲストに行われたネットの大学 managaraのイベントの様子

まとめ

通信制大学への編入学・転入学は、目的がはっきりしている人にとってメリットの多い選択です。一年次からやり直すとなればハードルの高さを感じるかもしれませんが、編入学・転入学ならこれまで学習してきた内容が単位として認められる場合もあり、大学の途中からでも本当に学びたいことが学修できるというメリットがあります。なんとなく大学を選んでしまい、後悔していませんか?大卒資格が欲しいと感じていませんか?通信制大学なら、経済的な授業料でできる限り普段の生活スタイルを変えることなく大学卒業が目指せます。ぜひ、ご検討ください。