通信制大学コラム

通信制大学コラム

通信制大学と通学型の大学の違いとは?
メリットや向いている人の特徴も解説します

進路を考えている人の中には、通信制大学が気になっている人もいるでしょう。オンラインで仕事の会議や大学の講義が行われる現在では、通信制大学の情報を目にする機会も多いです。
そこで本記事では、通信制大学と通学型の大学にどのような違いがあるのか解説します。
また、それぞれのメリットやデメリット、向いている人の特徴についても解説しますので、これから大学選びをする人は参考にしてみてください。

通信制大学と通学型の大学の違い3つ

通信制大学と通学型の大学の大きな違いは、3つあります。

  1. 学修方法
  2. 入学までの流れ
  3. 学ぶ人の年代層

1. 学修方法

通学型の大学と通信制大学では、学修方法が大きく異なります。
通学型の大学は、授業のある日時に合わせてキャンパスへ通います。
一方、通信制大学は、通学型の大学とは異なり、基本的にはキャンパスには通いません。自宅やカフェなどの好きな場所から学修を進めます。
通信制大学でも対面授業(スクーリング)が全くない大学もあれば、数日間の対面授業(スクーリング)がある大学もあります。

2. 入学までの流れ

通学型の大学の場合、入学方法はいくつかありますが、多くの人が学力試験を受けて入学することが多い傾向にあります。
一方、通信制大学においては、書類選考によって合否を決める場合が多いです。また、書類審査を受ける条件についても厳し過ぎるものはなく、年齢や高校の卒業認定などが条件となる場合が多いです。通学型の大学よりも、学ぶ意欲や意志を重視する傾向があります。ただし、書類審査の条件については、大学によって異なる場合がありますので、事前に条件を確認してから申し込みしましょう。

3. 学ぶ人の年代層

通学型の大学の場合は、基本的に高校卒業後に通う人が多い傾向があります。年齢でいうと18〜25歳までの人が多いでしょう。
一方で、通信制大学の場合は、入学する人の年齢層はさまざまです。高校卒業後の18歳~25歳までの方々もいれば、社会人経験がある学び直しのために入学した30~50代の方々など様々です。一見、年齢層にまとまりがないことから、関係性が希薄になりそうに思われています。しかし、それぞれ年齢や置かれている環境や経験が異なるからこそ、通学型の大学にはない交友関係が生まれるのも通信制大学ならではの特長です。

※参照:公益財団法人私立大学通信教育協会

通信制大学に通うメリットとデメリット

通信制大学は、学ぶメリットも多いですが、一方でデメリットも存在します。
実際に学び始めてから後悔しないためには、良い面以外にも目を向けることが重要です。進路を決める際に、入学後の自分を具体的にイメージするためにも、事前に通信制大学のメリットとデメリットを把握しておきましょう。

メリット

通信制大学は、通学型の大学とは違ったメリットが数多くあります。主なメリットとしては、以下とおりです。

  • 学修時間や場所の自由度が高い
  • 通学型の大学より学費が経済的な傾向にある
  • 書類審査だけで入学できる場合が多い
  • 自分の将来に合わせて、資格の勉強などもできる

特に、上記のメリットの中でも、学修時間や場所の自由度が高いという点に注目する人は多いでしょう。
また通信制大学は、通学型の大学と比較して、人件費や施設費などのコストがあまりかからないことから、学費が経済的な傾向にあります。
もちろん通学型の大学には、通信制大学にない強みがたくさんあります。しかし、通信制大学に進学するメリットに魅力を感じたのであれば、進路決めの際に候補に入れておくのも一つの手です。

> 学費に関して詳しく知りたい方はコチラへ
> 取得できる資格に関して詳しく知りたい方はコチラへ

デメリット

通信制大学は、メリットがたくさんある一方で、以下のようなデメリットも考えられます。

  • 学修スケジュールを自分で組み立てる必要がある
  • 就職活動は自主的に進める必要がある
  • 学歴を評価されにくい場合もある

通信制大学は、学修スケジュールを自分で自由に立てられるというメリットがありますが、セルフマネジメントが苦手な人にとっては、デメリットに繋がる可能性もあります。
就職活動についても同様で、オンラインでのサポートやセミナー自体はあるものの、企業の説明会などには自主的に参加する必要があります。また、学歴を重視する企業では、思ったような評価をしてもらえない場合もあるかもしれません。

通信制大学に向いている人の特徴3つ

メリットとデメリットを知った上で、自分が通信制大学に向いているのか判断に悩んでしまう人もいるでしょう。向いている人の特徴は、主に3つあります。

  1. 通信制大学の自由度の高さを活かした生活を送りたい人
  2. 自分で目標を立てて行動ができる人
  3. 学費を出来るだけ抑えたい人

1. 通信制大学の自由度の高さを活かした生活を送りたい人

通信制大学は、通学型の大学のようにカリキュラムが決められているわけではないため、ある程度自由に学修ののスケジュールを立てられます。
また、通学型の大学とは異なり、講義を受ける場所も自宅やカフェなど自分の好きな場所から受講できるため、キャンパスに通う必要がありません。そのため、遠方にお住まいで地元から離れたくない人や、場所に制限されたくない人に向いているといえます。
その他にも、日中に仕事をしており、まとまった時間をとれない場合や、キャンパスに通う時間を確保できない人などでも、通信制大学なら学修を続けていくことが可能です。ある程度自由な環境で卒業を目指したい人は、是非通信制大学を検討しましょう。

2. 自分で目標を立てて行動ができる人

通信制大学は、自分で目標を立てて学修を進められる人に向いています。
通信制大学は、学修のスケジュールを自身の都合に合わせて立てられます。しかし裏を返すと、自分自身で目標を立てて日々生活しなければいけません。通学型の大学の場合は、カリキュラムが大学によって決められているため、ある程度流れに沿って勉強を進められます。
以上の点から通信制大学は、自分で目標を立て、コツコツと物事を進められる人が向いているといえるでしょう。
「自分で目標を立てて進めていくことが苦手だ…」と思う人もいるかもしれません。
ネットの大学 managaraなら、そんな人でも安心して卒業が目指せるよう「スタンダードコース」や「プレミアムコース」といった、学修サポートが受けられるコースもあります。スタディコーチ(担任)が一人ひとりにつくので、困ったときに相談ができ、学修はもちろん、卒業後の進路についてもしっかりとサポートしてくれるコースです。

> スタンダードコースについてはコチラ
> プレミアムコースについてはコチラ

3. 学費を出来るだけ抑えたい人

通信制大学は、日中に働いている方が空いた時間を有効に活用して学修を進められるため、収入を得ながら学びたい人に特に適しています。学費を抑えつつ、大学に通いたい方にとって理想的な選択肢です。
通学型の大学の場合は、あらかじめカリキュラムが決められているため、日中に働きながら大学に通うことは難しいです。しかし、通信制大学の場合は、自分でスケジュールを立てて学修を進められるため、日中に働きながらでもスキマ時間を活用して大学卒業を目指すことが可能です。
お仕事をしている方だけでなく、自分で学費を工面するためにアルバイトと両立し
ながら大学卒業を目指したい人にとっても、経済的で現実的な選択肢と言えるでしょう。

大学との違いを把握し自分に向いているか考えることが重要!

通信制大学を考えている人は、通学型の大学との違いを把握した上で、自分に合っているか総合的に判断することが重要です。
そのため、通信制大学を検討する際は、メリットだけではなくデメリットを含め、細かい点まで注目しましょう。ご自身の性格や環境と照らし合わせて、通信制大学と通学型の大学の選択のヒントに繋げてくださいね。