結論から言うと、通信制大学でも通学型の大学生と同じ方法で就職活動をします。通信制大学だからといって、特別な手続きや不利になるようなことはありません。新卒で就職活動をする場合は、その他の大学生と同じように一般的な方法で就職活動をしていきます。
新卒の場合、以上のような流れで就職活動を進めていくこととなります。
多くの大学が、キャリアセンターなどを設けており、そこで学生の就職サポートを行っています。ただ、この就職サポートの内容は大学によって異なり、充実したサポートが受けられるかどうかは事前に確認しておいた方が安心です。
しばしば、通信制大学は就職サポートがない、あるいは不十分だと言われることがあります。しかし実際は、充実した就職サポートを行っている通信制大学も少なくありません。
確かに、通信制大学の場合、基本的に全国各地に学生がいて、常時キャンパスに通うわけではないという事情もあり、就職サポートが薄い大学もあるようです。
これはそれぞれの大学の特色でもあるため、一概に通信制大学だから不十分だと決めつけない方が良いでしょう。
例えば、managaraの場合、通信制大学でも通学型の大学と同じくらい就職サポートが充実しています。学修と同様にすべてオンライン上で完結するため、全国どこに住んでいても就職に関する支援は気軽に受けることが可能です。具体的には、オンラインでのキャリアカウンセリング、履歴書の添削、面接対策講座など、多岐にわたるサポートが提供されています。これにより、学生は自分のキャリア目標に向けて効果的に準備を進めることができます。
通信制大学からの就職は、不利になると思っている人もいるようです。しかし、実際のところどうなのでしょうか。
通信制大学の学生が、ただそれだけの理由で就職に不利になることはまずありません。就職活動で特に重要視するポイントは、出身大学以外のところにあると考える企業はとても多いです。
実際に通信制大学出身の方が無事に就職をして、社会で活躍し求められる人材になっているケースはたくさんあります。
経済学部 ベーシックコース 越塚 歩子さん (22歳)
通信制大学の出身だからといって就職で差別されることはない、とお伝えしましたが、例外もあります。ごく一部の企業は、出身大学がどこかという点でまず評価をし、その後の選考に進めるかどうかジャッジするケースもあるからです。
通信制大学の卒業者は「大卒」として認められます。しかし、同じ大卒でも、入学難易度の高い大学の学生を中心に採用したいと企業側が考える場合、通信制大学は評価されにくいかもしれません。
ただ、これは通信制大学に限らず、他の多くの通学型大学の学生にも言えることです。単純に通信制大学と通学型の大学を比較して、どちらかが有利になるという問題ではないのです。
基本的に、通信制大学も通学型の大学も、就職活動のしかたは同じであるとご紹介しました。ただし、通信制大学の学生は、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
これは通学型の大学生にも言えることですが、特に通信制大学の場合は3月に卒業できるように細心の注意を払って単位を修得していく必要があります。学修の場所やタイミングの自由度が高いことは通信制大学の良さではありますが、スケジュール管理や自己管理をきちんとしていないと、せっかく就職活動で良い結果が残せても卒業が間に合わないという事態が起こりかねません。
新卒の場合、卒業見込み時期に合わせて就職活動をすることとなります。ギリギリまで卒業できるかどうか分からないという状況になって企業からの信用を失くさないように気を付けましょう。
通信制大学の学生だからといって、他の大学生に対して引け目に感じることはありません。大切なのは、出身大学ではなく、学生時代に何を頑張ったのか、どのようなスキルで会社に貢献できるのか、など他の部分にあります。
自分の出身大学に対してネガティブに捉える人よりも、前向きにその良さを感じ自信を持っている人の方が、企業にとっても魅力的に感じるのは言うまでもありません。堂々と自信を持って大学でやってきたこと、頑張ったことをアピールしていきましょう。
ベンチャーや中小企業、大企業など、多様な選択肢があります。大企業にこだわらず、自身のキャリアアップ・スキルアップを考えて、就職先をピックアップしていくことが大切です。
出身大学の名前にこだわらず、大学で頑張ってきたことを評価してくれやすい企業の例を見てみましょう。
中小企業の場合、大企業と比べ学歴よりも中身を重視する傾向にあるようです。そのため、出身大学がどこかということを気にせずに、学生そのものを見られることが多いです。人柄、考え方、行動力など、その企業にとって欲しいと思える人材かどうかで判断されやすいでしょう。
資格は、その人の専門性をはかるうえでとても便利な判断基準となります。また、資格がなければ出来ない仕事もあり、専門的な仕事ほど資格の保有状況が評価に大きく影響することもあります。
同じ仕事でも、複数の資格がある場合、より難易度の高い資格を持っている人の方がスキルが高いとみなされます。新卒の就職活動では、その業界への熱意を示すことにもつながり、アピールポイントにもなるでしょう。
資格は、誰もが受験できる簡単なものから、大学や専門学校で学び受験資格がやっと得られるものまでさまざまです。また、同じ資格でも大卒と専門学校卒とでは、その後のキャリアや給与面で差が出てくることも珍しくありません。
通信制大学を卒業すれば大卒扱いとなります。「資格がとれれば学歴はさほど気にしない」という人も、その後のメリットをよく考えて進路を決めると後悔しにくいでしょう。
国家資格の配置が必要な会社や施設では、学歴よりも国家資格を持っていることがとても重要です。もしその資格を持つ人が足りなければ、会社や施設の運営が難しくなります。
会社や施設にとって、資格を持つ人を確保することは運営を続けるためにとても大切です。そのため資格を持つ人は高く評価され、必要とされます。
通信制大学の学生は、通学型の学生と差別化がはかりやすいことをご存じですか?自由度が高い学修だからこそ、通信制大学の学生は学外で豊かな人生経験を積んでいる人も多く、どんなことに力を注いでいたかが大きなアピールポイントとなります。
事業活動や資格取得、仕事、ボランティアなど有意義な時間の使い方を考え、そこでの学びからどう貢献できるのかを積極的にアピールしていきましょう。
通信制大学では、場所や時間を問わず自由なタイミングで学修することができるため、ぜひ時間を有効に活用してさまざまなことを経験しましょう。こうした学外での経験やそこで得た学びが色んな発見につながり、就職活動時に「学生時代に力を入れたこと」を問われた時にも自身をもってアピールすることができます。
在学中に力を注いだこととは、決して無駄になりません。積極的に時間をつくってやりたいことを見つけ、極めていくことが大切です。
新しい場所に行き、新しい経験をすることは、視野を広げる発見につながります。その後の人生や考え方に影響を与える出会いもあるかもしれません。
managaraでは、多様な学びのニーズに応えるコースを提供しています。
学修にプラスして、自分の興味関心やなりたい姿に合わせてコースを選択することができるので、更に視野を広げた学び方が可能です。
どんな業界での活かすことのできるスキル・知識をもっていると、企業側からは「頼もしい」と好印象につながります。
自分が大学で学んでいることを、さらに深く学び実践を重ねることも大切です。学外での経験もとても大切ですが、学生の本分は勉強であることを忘れずに、勉強もしっかり行いましょう。
managaraでは、資格取得をサポートする講座も提供しています。各種国家資格や民間資格の取得を目指す講座を受講することで、実践的なスキルを身につけることができます。
資格取得講座には、ITパスポート、簿記検定、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナーなどの人気資格が含まれます。資格取得を目指すことで、実践的なスキルを身につけ、キャリアアップに役立つでしょう。
通信制大学の学生が就職活動するにあたり、どのような方法で進めていくのかについて、具体的に見ていきましょう。
大学にあるキャリアセンターなど、就職サポートを実施している大学なら、その大学に関連する分野の求人情報が多く集まっている可能性があります。サポート内容は大学により異なりますが、まずは確認してみてはいかがでしょうか。
就職支援を行う会社に登録すると、さまざまな企業の求人情報を見ることができます。特に、1対1で相談しながらサポートが受けられるエージェント型の企業なら、就職活動に不安のある方も安心できるでしょう。面接の練習や、履歴書の内容の添削、役立つ情報の提供など、心強い存在です。
レアなケースではありますが、個人的なつながりを通して就職先が決まることもあります。アルバイト先から正社員への誘いがあったり、知り合いから誘われたりと、さまざまです。この場合、選考で優遇されやすいというメリットがありますが、一方で就職後別の会社に就職したくなった時などに辞めにくいというデメリットもあります。誘ってくれた人の顔に泥を塗らないように配慮する必要があるでしょう。
managaraでは、さまざまな形で学生の就職サポートを行っています。通信制大学だからといって、就職サポートが疎かになる心配がありません。全国各地の学生が、どこに住んでいてもしっかりとしたオンラインでのサポートを受けながら進路を考えていける体制が整っています。
「いつから就活を始めればいいの?」「自分に向いている就職先ってどんな会社?」などの不安があっても大丈夫。就職活動に向けた準備は、キャリア支援イベントに参加して着実に行っていくことが可能です。
自己分析で自分を深く知る方法や、職業・職種を具体的にイメージすることなどを通して、学生一人ひとりが自分に合うと思えるキャリアを一緒に考えていきます。
managaraで行う就職サポートは、従来の就活対策にとどまりません。アメリカでは一般的な、「自分の生き方(キャリア)」を築くためにどうすればよいか、自分自身で生きる力を育む方法を学ぶことも可能です。変化の激しい現代社会で求められるキャリアの構築方法や、自分自身を知る方法、本当に注力すべきことは何なのか、さまざまな年齢・年代の学生とともに考えていきましょう。
※参加には条件があります。
経済学部 ベーシックコース 河合 智大さん (21歳)
通信制大学からの就活は、通学型の大学と同じです。通信制大学だからといって差別されることはなく、就職活動の流れも変わりません。就職活動時には、通信制大学だからこそ得ることができた経験や考え方、努力などがしっかりアピールできるように、在学中はしっかりと時間を有効に使って好きなこと・興味のあることにも取り組んでいきましょう。