教えて!managara Days
石橋 風雅さん
北海道出身。19歳。(2024年8月取材当時)
高校卒業後、スタンダードコース生としてmanagaraに入学。
managaraでの自由な時間の使い方を最大限に活用して、地域起こしのプロジェクトに参加するなど、自分のやりたいことを見つけるために積極的に活動の幅を広げている。
▶Steenzに取材されました!
https://steenz.jp/31025/
managaraスタンダードコースの石橋さん。休学しなくても良いというmanagaraの環境だからこそ、躊躇せずに参加できたローカルプロジェクトでの経験談、そのプロジェクトを経て得た将来の夢について語ってくれました。
managaraへの入学を決めたきっかけを教えてください。
高校も通信制の学校に通っていたのですが、大学への進学を考えたとき、昼夜逆転していたことや体調のことが心配になりました。自分はどんな学校に行くのが正解なのか、短期大学に行った方がいいのか、4年制の大学に行った方がいいのかなど、いろいろなことを考えていた時期に、高校の先生からmanagaraを紹介されました。通信制の高校に通っていたので、同じ通信制で学習環境が似ているmanagaraは今の自分に適していると思ったことが入学の決め手です。
オンラインですべて完結する環境に不安はありませんでしたか?
高校でも同じ環境でしたが、友だちができるかどうかの不安はありました。しかし、入ってみたらmanagaraの共通コミュニケーションツールであるSlackの中でコミュニティがたくさんあって、そこで友だちを作ることができました。同じ北海道に住んでいる子や東京に住んでいる子もいますし、日本だけでなく世界各地からmanagaraで学修している人たちがたくさんいるのを知って、「僕もここでならやっていけるかな!」という自信に繋がりました。
Slackでは、自分の好きなことをみんなが自発的にチャンネルを作って楽しんでいます。「アニメや写真が好きです」とか「冬はスキーをします」など様々な話をしています。僕は写真チャンネルや自分で作った洋楽チャンネルでよく発言したり、毎年冬には20回以上スキーに行っているので、GoProを頭の上に付けて滑った動画をアップしたりしています。チャンネル内で「みんなはどこに住んでいる?」という話になったのですが、なんと日本以外からも参加している人もたくさんいて驚きました。managaraには様々な人と交流ができるコミュニティがたくさんあって、とても刺激的でさらに大学生活が楽しくなりました
通学型の大学と比べて、managaraだからこそできることはありますか?
高校ではほぼ毎日、夜に勉強する生活を過ごしていました。今は昼夜逆転の生活は改善されていますが、それでも夜中まで勉強していることが多いです。体調や生活リズムが崩れても、ちゃんと授業を受けられるのは、managaraだからこそできることで、ここが一番僕に合っていると思える部分です。また、スキーなどの趣味は日中での活動が多いと思いますが、通学型の大学だとその時間帯は授業をしていて自由に時間を使うことはできません。managaraであれば場所を問いませんのでスキー場に行くまでの間さえも授業を受けられますし、やりたいことを邪魔されずに隙間時間に勉強できます。自分のライフスタイルにmanagaraでの大学生活をうまく組み込めていると思います。
将来やりたいことを見つけるためにしていることはありますか?
先日、managaraのスタッフからおすすめされたローカルプロジェクトの説明会に参加しました。インターンシップを学びつつ、「自分が本当にやりたいのはこういうことだったんだ」という気付きも得られて、プロジェクトに参加してよかったと思っています。
実際に今年の7月頃、ローカルカレッジに2週間参加してきました。自分が踏み出した一歩で色々なことに携わることができ、初めての体験をたくさんしました。すごく良い刺激になったと同時に、自分の弱さやまだまだ足りない部分を知れたので、授業やインターンシップで色々なことを学びながら、将来のキャリアに活かしていきたいです。
ローカルプロジェクトでどんな経験をしましたか?
岡山県の内陸にある津山市というところで、参加者15人とシェアハウスをしながら2週間生活しました。僕が担当したのは、糖尿病患者の血液を数滴だけ採取できる簡易的な使い捨て可能なキットを製造している事業会社で、そこで新規事業を立ち上げるための部署に参加しました。
部署の方はまだ一人しかいなかったのですが、2週間ずっと一緒に活動してくれて、その中で得た知識や気付きがありました。また、行った場所での過去の失敗をいくつか見て、そこから良い案をたくさん詰め込んだ新規事業案を作って提出しました。
どんな新規事業案が完成しましたか?
最終的には「道の駅を作る」という新規事業プランを作成しました。
ただの道の駅ではなく、今までは廃棄するだけだった工場から大量に出る廃プラスチックを油に戻すといった新しい技術を導入します。再生エネルギーを生み出して道の駅を活性化することで地域にも還元できる、という複合型の道の駅を作るプランになります。
その会社の工場だけじゃなく、他の工場から出た廃プラスチックや、スーパーの食品トレイも油化システムで油に戻せます。画期的なシステムなので、実現できれば凄いことが起きるのではないかと思いましたが、お金の壁や触れられない企業秘密もありなかなか進みづらい企画ではありました。しかし、担当の方の助けもあって2週間という限られた期間でも新しい事業として一歩踏み出せたのかなと思います。
今回のプロジェクトでmanagaraの学習環境だからこそできたことはありますか?
7月の初めから中旬まで参加していたのですが、他の大学からの参加者は休学したりゼミを無理やり休んだりしている状況の中、僕は時間に制限されることはなく自由に学ぶことができたので、安心してプロジェクトに参加できました。他の参加者の方で、単位を落としたとか教員に怒られてしまったという話も聞いたので、managaraを選んで本当に良かったと思いました。
卒業後はどんなことをしたいですか?
今回のプロジェクト経験を経て、将来的には過疎化していて人手が足りない田舎などの地域に貢献できる仕事をしたいと思いました。地方創生の会社に勤めたり、自分で起業してもいいかなとも考えています。最終的には北海道で地域おこし隊のようなこともしたいのですが、まずは他の地方の小さい村まで行って学びを得て、それを北海道での活動に活かしていきたいです。
managaraへの入学を検討している人へメッセージをお願いします。
ネットの大学というと心配な部分がすごくあると思いますが、決してそんなことはなく、すごく楽しい大学です。将来の目標や自分が何をやりたいのかわからない人はたくさんいると思いますが、そういう方にmanagaraはおすすめです。
僕はmanagaraに入って楽しい経験がたくさんできているし、やりたいことも見つかりました。将来の職業として地域の仕事を選ぶとは、入学前は思ってもいなかったので、managaraでの環境が自分の人生のターニングポイントとなりました。皆さんにとってもmanagaraへの入学が人生のターニングポイントになると思います。何かが変わると思いますので、ぜひ入学してほしいです。